二十四節気の「立夏(りっか)」は、5月6日頃に訪れ、暦の上では夏の始まりとされています。
今回は、立夏についてご紹介します。
立夏の意味・由来
立夏は、5月6日頃に訪れます。
立夏とは、「夏が立つ」と書くように、夏の始まりを意味します。
立夏の頃の気候
立夏は、新緑が美しく、爽やかな風が心地よい季節です。日差しは強くなり始めますが、まだ本格的な暑さはなく、過ごしやすい陽気です。
七十二候
立夏には、七十二候と呼ばれる、さらに細かく季節を分けた三つの候があります。
蛙始鳴 (かわずはじめてなく)
田んぼや池などの水辺でカエルが鳴き始める頃。
蛙の鳴き声は、夏の訪れを告げる音色として古くから親しまれています。
蚯蚓出 (みみずいずる)
雨が降るとミミズが土の中から出てくる頃。
ミミズは、土壌の状態を改善する役割を担っています。
竹笋生 (たけのこしょうず)
タケノコが地面から頭を出す頃。
立夏の年中行事や風習
立夏の頃の風習をご紹介します。
・端午の節句
毎年5月5日に、男の子の誕生を祝うとともに、その健やかな成長を祈る行事です。
また端午の節句の日に、菖蒲湯に入る風習があります。