二十四節気のひとつ「春分」は、3月21日頃に訪れる、春の訪れを告げる大切な節気です。
今回は、「春分」についてご紹介いたします。
春分の意味・由来
春分は3月21日頃に訪れます。
春の彼岸の中日。昼と夜の長さが等しくなり、太陽が真東から昇って真西に沈む日。日本では「自然をたたえ、生物をいつくくしむ日」とされています。 彼岸は「日願」からきているという説があります。農耕民族だった日本人は、春は豊作を祈り、秋は実りに感謝をする。作物を育ててくださる太陽と、私たちを守ってくださるご先祖様に感謝をする期間が彼岸です。
春分の頃の気候
春分は、まだ朝晩は冷え込むものの、日中は暖かくなり、春の陽光が心地よく感じられる季節です。梅や桜の花が咲き始め、野山には草木が芽吹き、春の訪れを肌で感じることができます。
七十二候
春分には、七十二候と呼ばれる、さらに細かく季節を分けた三つの候があります。
雀始巣(すずめはじめてすくう)
スズメが巣作りを始める頃です。
桜始開(さくらはじめてひらく)
桜の花が咲き始める頃です。
雷乃発声(らいすなわちこえをはっす)
雷が鳴り始める頃です。
春分の年中行事や風習
春分の頃の風習をご紹介します。
・春のお彼岸
春分の日を中日とし、前後3日、あわせて7日間は春の「彼岸」です。彼岸の初日となる今日は「彼岸の入り」と呼びます。