12月(師走・しわす)日本の行事と二十四節句を楽しもう!歴史と魅力を解説

12月(師走・しわす)日本の行事と二十四節句を楽しもう!歴史と魅力を解説
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日本は四季折々の風物詩が魅力的な国であり、それぞれの季節に合わせた行事や二十四節句があります。

毎年同じ時期に他の人たちと同じ経験や時間を過ごすことで、自分自身を取り巻くさまざまな出来事に気づき、充実した経験を得ることができます。年中行事は、私たちの暮らしや人生に彩りを与えるものなのです。

暦を眺めることで、日常の生活にも色鮮やかな日本の文化が浮かび上がります。
今回は、12月に行われる行事や風物詩、二十四節句に焦点を当て、その魅力や歴史についてご紹介します。

師走とは

師走とは、旧暦の月名で12月のことをいいます。 由来には諸説ありますが、この月になると、家々で僧侶(師)を迎えて読経などの仏事を行うため、普段落ち着いている僧侶でさえ走り回るくらい忙しい月、というところから「師走」と言われるようになりました。

12月の二十四節気

二十四節気は、春・夏・秋・冬の各季節をさらに細かく区分けするもので、季節の移り変わりを示すものです。12月には、「大雪」「冬至」という2つの節気があり、本格的な冬の寒さが始める頃です。

大雪

大雪は12月7日頃に訪れるとされており、大雪とは、山々も雪に覆われ、本格的な冬の到来を感じる頃です。 新しい年の準備をはじめる「正月事始め」もこの時期から行われ、南天の実が赤く色づいてくるのもこの頃です。

冬至

冬至は12月22日頃に訪れるとされており、一年で最も夜が長くなる日。この日を境に少しずつ昼が長くなっていくことから、太陽の復活の日・再生の日として祈りの行事を行う風習がありました。

冬至とは生命の象徴である太陽の力が最も弱くなる日であることから、「死に最も近い日」と考えられ、恐れられてきました。一方で、この日を境に日照時間が延びていくことから、陰の気が極まって陽の気に向かう折り返し地点とも位置づけられていた。この考えが「一陽来復(いちようらいふく)」というもので、衰運をあらため幸運へと向かうみそぎの意味合いで柚子湯に浸かる風習がある。

12月の年中行事と風物詩

12月にはいくつかの年中行事が行われます。祝祭日や伝統的なイベントなど、その時期を象徴するさまざまな行事があります。

正月事始め

正月事始めとは、新年を連れてきてくださる神様・年神様を家にお迎えをする準備を始める日です。

昔はの人々は、年神様が家におりてくるときの目印になる門松に使う松をきりにいったり、住まいの清めとして煤払いを行なっていました。

年越しの祓

12月31日大晦日は大祓の日。
「祓」は、6月と12月の2回あり、6月30日は「夏越の祓」、12月31日は「年越の祓」と言われています。

それぞれ半年分の穢れを祓う神事で、白紙で作った人形で身体の穢れを祓い、川や海へ流したりして健康と厄除けを祈願します。


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いかがでしたでしょうか。日本の1月にはさまざまな行事や二十四節気があります。それぞれの行事や季節の二十四節気を意識して過ごすことで、季節の移り変わりをより深く感じることができ、心豊かな毎日を過ごすことができます。
これからも、日本の四季折々の風物詩や行事を、こちらのブログでご紹介していきたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※由来には色々と諸説あるものがあります。ここでご紹介しているものは、私が素敵だなと思ったものを独断で選び記載していますのでご了承くださいませ。

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よくある質問

12月の日本の主な行事やお祭りは何がありますか?

12月には、正月事始めや年越しの祓など、さまざまな行事があります。

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