
日本は四季折々の風物詩が魅力的な国であり、それぞれの季節に合わせた行事や二十四節句があります。
毎年同じ時期に他の人たちと同じ経験や時間を過ごすことで、自分自身を取り巻くさまざまな出来事に気づき、充実した経験を得ることができます。年中行事は、私たちの暮らしや人生に彩りを与えるものなのです。
暦を眺めることで、日常の生活にも色鮮やかな日本の文化が浮かび上がります。
今回は、11月に行われる行事や風物詩、二十四節句に焦点を当て、その魅力や歴史についてご紹介します。
霜月とは
霜月とは、旧暦の月名で11月のことをいいます。霜が降りる頃になった月のことをいい、秋も深まり早いところでは朝霜が降りる頃。
天皇陛下が新米を召し上がり「新嘗祭」があることから、「食物月(おしものづき)」という別名もあります。
11月の二十四節気
二十四節気は、春・夏・秋・冬の各季節をさらに細かく区分けするもので、季節の移り変わりを示すものです。11月には、「立冬」と「小雪」という2つの節気があり、いずれも寒さが厳しくなる時期を表します。
立冬
立冬は11月7日頃に訪れるとされており、立冬とは、冬の気配が立ち始める頃。「立」という字は「はじまり」を意味し、あたらしい季節のはじまりを表しています。 暦のうえでは、冬を迎えます。 立冬の初日にむかえる朝を「今朝の冬」といわれ、木枯らしがふき始めるのもこの頃です。
小雪
小雪は11月22日頃に訪れるとされており、小雪とは「寒さもまだ厳しくなく、雪もまだ大ならず」という意味。この頃の、積もるか積もらないかの僅かに降る雪を「小さな雪」と表現しました。
11月の年中行事と風物詩
11月にはいくつかの年中行事が行われます。祝祭日や伝統的なイベントなど、その時期を象徴するさまざまな行事があります。
七五三
日本では古来から「七歳まで神の子」と伝えられ、七歳になって初めて人として一人前の扱いされてきたそうです。
七五三は、子供の無事に育ったことを神さまへ感謝をし、さらなる成長を願う行事です。 かつては七五三とは言わず、三歳が「髪置の式」、五歳は「袴着の式」、七歳は「帯解の式」とそれぞれに名前がついた祝い事として行われていました。
いかがでしたでしょうか。日本の11月にはさまざまな行事や二十四節気があります。それぞれの行事や季節の二十四節気を意識して過ごすことで、季節の移り変わりをより深く感じることができ、心豊かな毎日を過ごすことができます。
これからも、日本の四季折々の風物詩や行事を、こちらのブログでご紹介していきたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
※由来には色々と諸説あるものがあります。ここでご紹介しているものは、私が素敵だなと思ったものを独断で選び記載していますのでご了承くださいませ。
よくある質問
11月の日本の主な行事やお祭りは何がありますか?
11月には、新嘗祭など、さまざまな年中行事があります。
