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二十四節気のひとつ「啓蟄」は、3月5日頃に訪れる、春の訪れを告げる大切な節気です。
今回は、「啓蟄」についてご紹介いたします。
目次
Outline
啓蟄の意味・由来
啓蟄は3月5日頃に訪れます。
「啓」は「開く」という意味、「蟄」は「虫が冬の間土中に潜って冬眠する」という意味。
つまり「啓蟄」は、冬眠していた虫たちが土中から這い出し、活発に動き始める頃をいいます。
啓蟄の頃の気候
桜舞い散る陽光はまだ先だけれど、足元には確実に春の訪れを感じられる季節になりました。二十四節気の「啓蟄」は、まさにそんな季節の移ろいを感じる頃です。
七十二候
啓蟄には、七十二候と呼ばれる、さらに細かく季節を分けた三つの候があります。
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
冬眠していた虫たちが土中から這い出てくる頃です。
桃始笑(ももはじめてさく)
桃の花がほころび始める頃です。
菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
菜食の虫が蝶に変身する頃です。
啓蟄の年中行事や風習
啓蟄の頃の風習をご紹介します。
・お水取り
奈良・東大寺で行われる、二月堂の閼伽井戸(あかいど)からご神水(香水)を汲み上げる行事です。