夏が終わり秋になるにつれ、なんとなく悲しい気分になることはありませんか?
それは、日照時間が脳に影響しているかも。 季節が変わり、夏に比べ日照時間が減少することで“セロトニン”と呼ばれる脳内物質が生産されにくくなります。セロトニンには気分を明るくしたり、やる気を刺激する役割があるため、減少しやすい秋は、なんとなく悲しい気分になったり、無気力な気分になったりという症状が出てしまうことがあります。
でも、秋といえば芸術・スポーツ・食欲の秋と言われるほど、楽しみや何か新しいことに挑戦しやすい季節でもあります。今回は秋にぴったりなアロマ、“ベルガモット”をご紹介しますので、心と体のメンテナンスに役立ててみてください。
太陽のエネルギーでセンチメンタルを解消
太陽のエネルギーを吸収したベルガモットの香りは、落ち込んだ時は元気に、逆に、イライラや不安がある時には、心を穏やかに落ち着かせてくれ、心のバランスをとってくれる万能な香りです。
秋から冬にかけて日照時間の減少で、なんとなく心がセンチメンタルになった時、ベルガモットの香りを試してみてはいかがでしょうか。
モチベーションを上げ、成長をサポートしてくれる
ベルガモットは、まだ果実が完全に熟しきっていないグリーンの状態で絞った精油で、もっと太陽の光をたくさん浴びたい、子供のようにこれからどんどん成長したい!という性質があり、目標達成のオイルとも言われています。
また、集中力や気力を高めてモチベーションを上げ、自分の感情を解放するサポートもしてくれます。成長をしたい時ほど、人はついつい自分と他人を比べてしまうこともあるかと思います。そんな時、ベルガモットの香りが「自分の心は何をもとめているのか?」と内側へと意識を向けさせてくれ、自分の本当の気持ちに気づかせてくれます。
この秋、何かを始めたいと思っている方、すでに明確な目標があり、それに向けて頑張っている方におすすめの香りです。
食欲の秋にぴったりな香り
果実など食べられるものから抽出された精油は消化器系の調子を整えるのに良いと言われ、ベルガモットは、昔からイタリアの民間療法でよく使われていました。
ミカン科の柑橘類である“ベルガモット”の香りは、美味しい食べ物がたくさんの食欲の秋におすすめです。
また、抗菌作用もあるので、これからの季節の変わり目、ディフューザーなどで芳香すると、喉の炎症や風邪予防対策になりますよ。
information
学術名 | Citrus bergamia |
科名 | ミカン科 |
主産地 | イタリア 南フランス 他 |
抽出部位 | 熟れていない果皮 |
抽出方法 | 圧搾法 |
今回は、「ベルガモット」をご紹介しました。ベルガモットは、紅茶のアールグレイの香り付けにも使われていて、馴染みのあるこの香りは男女ともにとても人気です。秋の夜長、この香りを楽しみながら読書などをしてみてはいかがでしょうか。